パネルヒーターが暖まらない 五所川原市

パネルヒーターが暖かくならない場合はまず不凍液と膨張タンクを疑う

暖房システム(セントラルヒーティング)には、密閉型と半密閉型 開放型の3種類ありますが、設置割合は現場感覚として各々、5:4:1位ではないかと思われます。 開放型はもう少し低いかもしれません。

(温水の)パネルヒーターは、密閉型・半密閉型 両方とも(一部)対応できますが、
そのパネルヒーターが暖かくならない原因として、ほとんどが不凍液の劣化及び不足と膨張タンクの不良です。
※暖房ボイラーが原因で暖まらない場合は、ここでは記しません。

暖房システムと不凍液の関係は、別ブログで説明していますので、参考にしてください。
→ 床暖房とパネルヒーター 不凍液の交換時期

ここでは、膨張タンクの重要性について説明します。

密閉型でも半密閉型でも、膨張タンクは必ず設置されています。

サンデンやサンヨーなどの古いボイラーをお使いの場合は、ボイラー内部に内蔵されていますので、表面上には存在自体がわかりません。
また、別のボイラーメーカーの場合でも、見た目の問題から、床下に収納されている場合もあります。

ですがたまに、目に見えてすぐわかる場所に、設置されているお宅があります。

今回お世話になったお宅がそうでした。

膨張タンク

決して小さいものではないのに、どうして見える場所に設置するのか。
理由として、定期的なメンテナンスが必要な機器なので、メンテのしやすさを考えてのことです。

密閉膨張タンクの内部↓
膨張タンクの内部

(密閉)膨張タンクは、外装は(必ず)鋼鉄製で水室(不凍液がたまるところ)と空気室にダイアフラムを境に分かれます。ダイアフラムはゴム製で、伸びたり縮んだりします。 不凍液を含む液体は性質上、加熱すると膨張し、冷えると収縮しますので、増えたり減ったりする不凍液をタンクにて出し入れしています。

空気室には、設置されているお宅の暖房システムに合致した圧力にて空気が封入されています。これは、暖房ボイラーの圧力上限が0.1Mpaになっているためで、(法律で制限されています。)各々お宅の暖房システムの状況で、適正空気圧力を設定します。

膨張タンクの長期使用は、内部のダイヤフラムの破損につながり、使用期限はおおよそ10年です。

さて、この膨張タンクが破損すればどうなるのか。

破損の大部分はダイヤフラムの破損が原因です。 長期間使用すると、ゴム製のダイヤフラムは溶けて弱くなり、不凍液が空気室に流入します。
空気室まで満たされた不凍液は、暖房運転を開始すると、膨張分をため込むスペースがありません。そのため、圧力が上昇し、最悪は0.1Mpaを超えます。
超えた分は安全弁という安全装置から不凍液が排出されますので、冷えた時は、今度は急激に圧力が低下します。

結果、部屋の温度が上がり、暖房運転が止まり不凍液が冷えた時、今度は不凍液不足に陥ります。

不凍液不足になれば、引力との関係で、2Fのパネルヒーターから次第に不凍液が循環しなくなり、暖房ボイラーが運転してもパネルヒーターまで不凍液が届かなくなり暖まらなくなる。

ちょうど、人間が貧血で頭がくらくらするのとそっくりです。 血が足りないと心臓ポンプでも頭まで上がらない状態になります。
人間の心臓は、立ち上がった時、引力に打ち勝ち頭まで血液をあげようとしますので、少ない血でも大丈夫なように心拍数を上げますが、機械はそういう制御ができません。

もう一つは 半密閉膨張タンクです。 これも話がながくなるので、次の記事に記します。

今回説明した、例えば膨張タンクが破損し不良化すると、仮に不凍液を定期的に管理メンテナンスされていても、暖かくならないなどの不具合が発生する一例として、挙げさせていただきました。

暖房ボイラーの取替えと不凍液の交換

今回お世話になりました現場は、暖房ボイラーの取替えと不凍液の交換です。 全館パネルヒーター暖房で各部屋合計14基。
15年間ノーメンテ。
2Fのパネルヒーターが暖まらず、圧力がほぼ0でした。 膨張タンクは不凍液で全量で満たされ、ほぼ貯蔵タンク状態。

ご依頼されたのを機に、暖房ボイラーの交換 不凍液の交換を行い、圧力を調整しながら暖房システム状態を正常に戻します。

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ご提案したのは、エコフィール型の暖房ボイラー。
灯油使用量が30%減になる暖房ボイラーです。

もちろん、膨張タンクも新しくなり、これで順調に温水が循環すると思います。

▷今回取り替えたボイラー

コロナ 暖房ボイラー UHB-EG241

EG241

 

 

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