オイルサーバー 設置
オイルサーバーとは
FFストーブなど灯油を使う燃焼機器には、灯油を入れておく(保管する)タンクが必要です。
ここ青森では、例外的に、屋内用タンクにて保管している場合がありますが、ほぼほぼ屋外に設置しているのが一般的です。
1Fの給油はこの屋外タンク1台でOKです。
しかし、2Fへの給油となれば、手を加えなければいけません。
2Fへ給油が必要な場合は、2Fへ設置して吸い上げるポンプが必要です。オイルサーバーと言います。
上の画像の商品がオイルサーバーです。家庭用100V電源が必要です。
↑一般的な設置例です。 オイルサーバーの設置は、2Fストーブなどの燃焼機器より高い位置に設置します。(設置高さの範囲が決められています。)
簡単にいうと、オイルサーバー内には、灯油をためる小さなタンクが内蔵されていて、2Fストーブなどの燃焼機器へ落差で灯油を送っています。
オイルサーバー設置に必要なこと
この度のご依頼は、中古で住宅を購入されて、2Fの各お部屋にフトーブ接続用のオイルコックが取り付けてあるので、このまま使えるのではないかというお話でした。
お話を受けて、少し調べてみると、オイルサーバーはありませんでしたが、設置してあった跡が見受けられました。
ただ、中古で住宅を購入されたということで、いろんなことを想定します。
最悪灯油を送って、万が一にでも漏れでもしたら、取り返しがつかない事態になります。
灯油まみれになった住宅は、匂いが消えず住めなくなるからです。 内装の全部解体は必須。木材にしみ込んだ場合は、もう考えるのも怖いくらい大きなダメージを受けます。
そこで、必ず行わなければいけないのが、気密試験です。 中古住宅であればなお更。
灯油配管は落差で落ちてくるだけの配管で、灯油からはほんの少しの圧しかかかっていません。高い加圧をかける必要はありませんが、それよりも高い圧をかけます。(国交省で決められている数値がきちんとあります。)
これをクリアしないと、設置できますと申し上げられません。
合格しましたので、設置工事に入ります。
工事時間とかかった費用は数万円ですが、灯油だけは、慎重にさらに慎重に施工しないと、ごめんなさいだけで済まなくなるので、ほんとにきを使います。